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月刊オムスワ140号


事務局からのお知らせ

【岡山県精神障害者家族連合会40周年記念イベント 第1回 心のふれあい講演会について】
  日 時:平成18年2月26日(日) 14:00〜
  場 所:岡山シンフォニーホール
  講 師:シャンソン歌手・俳優  美輪 明宏さん
  演 題:「生きやすい生き方」
 
※チケットは、2000円。プレイガイド銀座屋、チケットピア、岡山シンフォニーホール等でお買い求め下さい。

            

                < 特別寄稿 >

地域で暮らすあなたを応援します 「地域リハビリテーション広域支援センター」について

                        倉敷リハビリテーション病院  池野会員

 1. はじめに
 地域の高齢化がますます進行する中で、高齢者が寝たきり状態になることを防ぐため、地域で適切なリハビリテーション(地域リハビリテーション)が提供されることが益々重要になってきています。岡山県では、平成12年度より、元気高齢者づくり対策の一環として地域リハビリテーション事業を推進し地域におけるリハビリテーション実施体制の整備を図ってきました。 15年度は老人保健福祉圏域ごとに一ヶ所、地域リハビリテーション広域支援センターを指定して、地域リハビリテーション事業をより地域に根ざしたものとして展開してきましたが、岡山県より当院が倉敷地域リハビリテーション広域支援センターに指定されました。そこで地域リハビリテーション広域支援センターについてのご紹介をさせて頂きます。

2. 地域リハビリテーション支援体制の整備
厚生労働省は元気高齢者づくり対策を推進するため、ゴールドプラン21においてヤングオールド(若々しい高齢者)作戦を推進してきました。これは、地域リハビリテーション支援体制の整備を行うことにより、保健事業がより効果的、効率的に実施されることを目的としています。高齢者が寝たきり状態になることを予防するには、脳卒中や骨折等による障害発生時においては、急性期リハビリテーション及びその後は回復期リハビリテーション、また、症状安定期や廃用症候群に対しては、維持期リハビリテーションというように、高齢者それぞれの状態に応じた適切なリハビリテーションが提供されることが必要です。さらに、障害を持つ人々や高齢者が、閉じこもり状態となり、老化に伴う心身機能の低下と合せて寝たきり状態となることを予防し、住み慣れた地域において、生涯にわたって生きいきとした生活を送ることができるよう、保健・医療・福祉の関係者のみならず、ボランティア等の地域における住民の方々が参画して行う、いわゆる地域リハビリテーション事業が適切にかつ円滑に提供される体制の整備を図るものです。

3. リハビリテーションの概念
 リハビリテーションとは、本来の意味は「権利・名誉・資格の回復」であり、一つの思想でもあります。リハビリテーションには、医学・教育・職業・社会等各方面から多面的なアプローチを必要としています。これまで一般に「機能障害の改善や機能維持のための訓練」として導入され発展してきましたが、何よりも障害を持った人の「人間らしく生きる権利の回復」であり、障害者の身体的・精神的・社会的能力を最大限に回復させ、積極的な自立を促し本来の姿に戻すのがリハビリテーションであると言えます。

4. 地域リハビリテーションとは
 地域リハビリテーションとは、障害を持つ人々や高齢者およびその家族が住み慣れたところで、そこに住む人々と共に、一生安全に生きいきとした生活に関する、あらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力し合って行う活動のすべてを言います。

5. 地域リハビリテーション広域支援センターの役割
 リハビリテーションを必要とする高齢者に対し、寝たきり状態とならないよう、それぞれの状態に応じた適切なリハビリテーションの提供を行い、また保健・医療・福祉の連携の上で、連絡協議会・協力機関の協力を得ながら、地域住民やボランティアも参画する地域リハビリテーションを推進し、リハビリテーションに関わる機関および地域に住む方々の相談・支援を行います。具体的には、@地域におけるリハビリテーション機関への支援, Aリハビリテーション施設の共同利用,B地域におけるリハビリテーション実施機関等の従事者に対する援助・研修,C地域における関係団体・患者の会・家族の会からなる連絡協議会の設置・運営となっています。ちなみに当協会からは、倉敷中央病院の石井会員に連絡協議会委員になって頂いております。

6. 最後に
 地域リハビリテーション広域支援センター事業には、事務局として参加しています。その内容としては、@講演会開催にあたっては、講師の選定や折衝から始まり、すべてのスケジュール管理とマネージメント,A介護保険施設や各種団体への広報活動,Bパンフレットやホームページの作成,C行政機関との連絡協議等です。
 私自身、これらの活動を通じて、多くのものを学ぶことができました。医療機関のMSWとして地域リハビリテーションにどんな関わりができるのかを常に追求してきたつもりでしたが、結果を見出すことができない日々が長く続きました。しかし今振り返ってみると、在宅を支える多くの職種の皆様との出会いや医療・保健・看護・福祉・介護団体の代表者の考えや貴重なご意見を拝聴することができたのは大きな収穫だと思います。また、地域リハビリテーション広域支援センターを代表して倉敷市社会福祉審議会高齢者保健福祉分科会へも参加させて頂き、今までに経験の無いほど勉強をさせて頂いております。
今後も皆様のご意見やお考えを反映させて頂くと同時に、一緒に地域リハビリテーションおよび地域ケアシステムの構築を考えていくような事業を進めていきたいと思いますので、皆様よろしくお願い致します。


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