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★徳永進先生にお会いして感じたこと★
河田病院 横山会員
徳永先生に、10周年記念講演の講師として来て頂くことになり、その打ち合わせと勝手に決めて野の花診療所に押しかけて行ったのは、1月17日のことだった。私の中の徳永先生像は、本を通して作り上げられており、本当はどんな方なのだろうと診療所より先生自身への興味を持っての訪問だった。本を通しての先生は、ホスピスに携わっておられる人というよりは、病気だけでなく、その人自身・・・その人の生活や人生・家族・思いなどその人全部ひっくるめて関わりたいと思っている医療者というイメージで、ソーシャルワーカーである私としては、共感できる部分をたくさん持った人であった。先生にお会いし、診療所の中を案内していただきながら、先生は、足音がしないようにスリッパは履かないことや、どんなに声(末期の患者さんは、辛くて大声が出るらしい)を出しても、他の部屋に聞こえないような部屋を3部屋作られていること。屋上で花火を楽しむこと。地域の人が食事に来る食堂があること等々を聴いた。もちろん病室にも様々な工夫がされていたが、私が何より感じたのは、「死」をその部分だけ切り取ったものとしてではなく、その人の人生・生活・見送る人々のその後の人生までもひっくるめたものとして考えておられ、大切にされているということ。また、医療者として、その人の「死」を引き受ける覚悟を持っておられるなあということ。と同時に、死にゆく人々との関わりの中で、どんな大切なことを得ておられるのか知りたいという欲求であった。
講演では、ソーシャルワーカーとして、人と関わることとはどんなことなのか、また、私たち自身が生きる上で大切なことは何かを考えるヒントがいっぱい詰まった先生のお話が聴けるものと期待している。
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